![]() |
のぞみさえすれば アフリカの サバンナで暮らすキリンや ベランダで 日向ぼっこするサボテン、 |
![]() |
木立を吹き抜ける風にも なれると考えていました。 ずっとずっと前の話です。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
暮らしていたのです。 不思議なことに時々、 私は電車に乗っていて その王国を 通り過ぎることがあります |
![]() |
乗っている電車が そこに停車したことが あるのです。 |
![]() |
![]() |
![]() |
周囲を見まわすと、 みんな気後れしたような 少し切ない表情で 外を眺めているだけです |
![]() |
降りる乗客はいません。 アナウンスが出発を告げ 車両のドアが閉まると、 みんな淋しいような ほっとしたような 顔になりました。 |
![]() |
あの時の、 ドアの閉まる音が 今でも耳に 焼きついています。 |
![]() |
![]() |
![]() |
現在の私と王国を 静かに穏やかに 遠く隔てているのです。 |
![]() |
できるけれど 決して 触れることはできない ケムリの王国の物語です。 |
![]() |
![]() |